乱獲などによる水産資源の減少やその保護の必要性は、近年の世界及び日本にとって重要な課題です。世界的にも、漁獲高の総量規制や漁法の改良、養殖へのシフトなど、水産資源の持続性への技術や取り組みは、まさに「成長産業」とも言えるでしょう。
こうした動向は同時に、従来の漁業モデルではもはや立ち行かないということを示しています。従来の漁業モデルとは、水揚量を競い、氷や水と共に大量に都市部に出荷し、卸売市場の相場で流通させるというものです。特に日本では、高齢化による需要減退や家庭における魚食低迷などもあり、長らく水産相場は低迷しています。漁協の大半は長らく赤字が続いており、後継者不足等も伴って、漁業や漁村の衰退は著しいものがあります。
しかし、悲観的なことばかりではありません。
地域基幹産業の維持や地域資源の持続的利用に向けて「新しい漁業モデル」も生まれているのです。資源の持続性を担保できる漁法を選択しながら、需要者に応える「美味しい」品質やライフタイムを実現する、新しい水産加工テクノロジー&サイエンスが導入されています。
本クラスでは、”ネオ漁師”とも呼ぶべき、新しい漁業モデルの構築に取り組む研究者・事業家をお呼びします。漁場・水産資源の持続性はもちろんのこと、「美味しい」、「無駄のない」魚食を実現するアプローチとテクノロジーを学びます。
19:00-19:40 リード(講師)によるインプット
19:40-19:50 参加型アイディエーション
19:50-20:15 インタラクティブ・セッション
20:15-20:25 Q&A
20:25-20:30 クロージング(アフタートークあり)
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