今、世界最大の課題の一つとして位置付けられているのが「脱炭素」です。二酸化炭素やメタンガス等の放出が急速な地球温暖化を招き、大きな気候変動に繋がっているという指摘が、この背景にあります。
我々は、なんとなく、目に見える物事の中で生きていると考えがちです。しかし、我々は、自然環境や社会システムの中で生きています。そして、これらのシステムは、相互に関係しています。人間社会が肥大化し、地球システムのバランスを壊すようになったのが地球環境問題の本質です。
問題を考えるときには、地球システム全体を考える視点と、自分の身の回りから見る視点の両方を考える必要があります。また、考える際には、自然科学的視点、社会科学的視点、人文科学的視点などが必要になります。
地球温暖化問題は、(1)地球の気候システムのエネルギーバランスがどうなっているか?(2)地球に持ち込まれた余分なエネルギーが、地球上にどのように分配されるか、(3)それを受けて、我々が、どのように振舞うか?というようにまとめられます。(1)、(2)は、自然科学の問題として取り扱うことが出来ます。(3)は、社会科学、人文学などの知見が必要です。また、理念を忘れないと同時に、現実的、実行可能な対応が求められています。
現在、私たちは、2050年に温室効果ガス50%削減(国によっては100%削減)を目指し、世界をあげて「脱炭素」に取り組んでいます。これらの取り組みは、どのくらいの期間を経て、どのような効果を気候にもたらすのでしょうか?最近の知見を紹介します。
本セッションには、気候変動の権威でもある、東京大学未来ビジョン研究センター特任教授(国立環境研究所 前理事長)である住 明正先生をお迎えします。世界が注目するホットトピック「気候変動と人間社会」に深く向き合う二週間です。
ぜひご参加ください。
19:00-19:40 リード(講師)によるインプット
19:40-19:50 参加型アイディエーション
19:50-20:15 インタラクティブ・セッション
20:15-20:25 Q&A
20:25-20:30 クロージング(アフタートークあり)
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