急速な人口増加や気候変動を背景に、食料危機の到来を危ぶむ声は年々高まっています。代替タンパク質などがホットトピックとして取り上げられる中、私たちは「穀類」の持続性を担保する技術や、その普及に向けた苦心については深く知りません。特に日本では、コメ産業の未来については多く語られるものの、大半を輸入に依存している「小麦」の持続性については、世界最大食料問題にも関わらず、あまり知られていないのが現状です。
20世紀後半には、緑の革命によって化学肥料や農薬の技術は飛躍的に向上したものの、それに比して、穀物自体の生産性や環境耐性を上げる品種改良やその普及には時間がかかります。急速に進む温暖化や干魃の増加に対応した品種の普及は急務ではあるものの、地域や生産者との丁寧なコミュニケーションを通じて理解を得ながら進める必要があるからです。
本クラスでは、乾燥地・干魃地域において生育可能な小麦の開発を手がけ、世界への普及に取り組む研究者をリード(講師)にお呼びし、気候変動を乗り越える新しい小麦の開発技術や、普及に向けた世界各国での取り組みをご紹介いただきます。食料問題の解決や、気候変動を乗り越える食料技術にご関心をお持ちの方は、お気軽にご参加ください。
19:00-19:40 リード(講師)によるインプット
19:40-19:50 参加型アイディエーション
19:50-20:15 インタラクティブ・セッション
20:15-20:25 Q&A
20:25-20:30 クロージング(アフタートークあり)
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